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太陽光発電の将来性

太陽光発電の将来性

進化


太陽光発電について補足というか、追記です。
前回、太陽光発電は時期尚早ではないか
という話をしました。
↓↓↓↓↓
太陽光発電って、ぶっちゃけどうなの?


そして太陽光に関しての懸念はもう一つあります。
その将来性です。


国は10年、20年の買取を約束してはくれていますが
果たして20年後、太陽光発電は定着しているかどうか
という点です。


アメリカではオバマ大統領が
グリーンニューディール政策を掲げ
政府も多くの太陽光パネルメーカーに融資までして
太陽光発電を推し進めてきましたが
今ではそれらの会社の多くは破綻するか
他国の資本に買収されているのが現状です。
↓↓↓↓↓
ウォールストリートジャーナル


その原因としては、安価な中国製品との競争に勝てなかった
という点が大きいとは思いますが、政府の政策変更もその一因でしょう。
↓↓↓↓↓
日本経済新聞




太陽光のような自然エネルギーの欠点として
安定したエネルギー供給が難しいという点が挙げられます。


結局アメリカが政策路線を変更したのも
シェールガス革命が起きたからです。


シェールガス、シェールオイルが安価で
安定的に採取できるようになれば
わざわざ不安定な自然エネルギーに頼る必要はありません。




日本でも3.11以降、原発が稼働していない現在では
国も太陽光などの再生可能エネルギーを推奨していて
個人住宅のみならず、多くの企業が太陽光発電に参入しています。


しかしその一方で、10年~20年の買取保障はしているものの
買取価格は年々下がり続けていますし、
電力会社によっては発電事業者の接続契約を保留しているところもあります。


シャープは太陽光パネル事業から撤退する等という
ニュースが聞かれた事もありました。
(現在、シャープは続ける意向です。)
↓↓↓↓↓
シャープ ホームページ



もしも、また原発が稼働するか、
日本でもシェールガス革命のような事が起これば
アメリカの二の舞にならないとは言い切れません。


太陽光パネル、その他諸々の元を取るどころか
20年後には太陽光発電自体が衰退していたら
それこそ、そこに掛けた設備自体が無駄になってしまいます。




国が奨める政策だから必ずしも良いというわけではないのは
今の家電業界を見れば明らかです。


家電業界の衰退の一因となったのがエコポイントと言われています。
主にテレビの地デジ化に伴って、一気に買い替えがおき
多くの工場で生産が間に合わなくなりました。


そこでメーカーとしては生産が間に合うように
新たに工場を作ったりと、増産に資金を掛けましたが
そもそも、今時のテレビはそうそう壊れないし
そう何度も買い替える物でもありません。
発売当初は高額だった薄型テレビも今では数万円で買えます。


消費税増税前の駆け込みと同じで、
時期が過ぎたら一気に需要は減ってしまいます。


シャープがあんな事になってしまったのは
そこに原因が無いとは言えないと思います。

太陽光発電もそれと同じ事にならないかと
私は懸念しているんです。



その昔、ビデオデッキが出始めの時代、
VHSとβが争って、結局βは消滅した訳ですけど
そんな単純な問題ではなくて、ビデオデッキ自体が消え
今はDVDが主流になった、と例えたら解かりやすいでしょうか。



ここからは余談になりますが
世界的に見れば、化石燃料がまだまだ主流です。


そこにはもしかしたら私達には解からない
利権という物がはびこっていて
それが再生可能エネルギー普及の妨げになっている
のかもしれませんけど、現状を見てみると
石油のシェアがまだまだ高いという事です。




今、トヨタが水素で走る燃料電池車の開発を進めていて
注目を集めているのはご存じだと思います。


石油は有限な資源ですから、いつか必ず枯渇します。
だから今からこういった技術を開発していく事は
必要な事だと思います。


でもこの技術は世界的に見ても日本独自のもの。


日本国内を見ても、マツダはハイブリッドではなく
スカイアクティブやクリーンディーゼルなど、
あくまでガソリンエンジンをベースにした開発に
こだわっているようにも見えますし、
ヨーロッパでもハイブリッドよりも、車体を小型化して
小排気量にターボを付けたスタイルが主流です。


これはどういう事かと言えば
世界の主流に乗れなければ
βのような末路を辿りかねないという事です。


仮に将来、トヨタの進める燃料電池が主流になったとしても
それに伴うインフラ整備には莫大なお金がかかります。


今はトヨタの車が全世界中で売れていますが
燃料電池の時代になったとして売る国に
水素ステーションが無ければその車を買う人もいません。


個人的には純粋な電気自動車の方が
まだ普及しやすいと思うのですが・・・。




とまあ、それはともかくとしても、
日本の携帯が「ガラケー」(ガラパゴス携帯)
と呼ばれるのはその技術が独自過ぎて世界から
孤立してしまった為です。


多分、私が生きている間には自動車の
ガラパゴス化は起きないと思われますが
もしかしたら、太陽光パネルが取り残される時代は
そう遠くないのかもしれません。



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